悲劇のヒロインとは

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合唱コンの練習をしていた時のブログです

うちのクラスは他クラスと逆パターンで
男子の声がバカでかく、女子がもうちょっと…というか

男子の声が大きすぎて女子がかすんでる~(笑)

そんな空気読もうとしない自分のクラスが大好きー!!!

このクラスの子達は例年に無く「さばさば」していました。

毎年、

行事になると登場する

悲劇のヒロインがこのクラスには登場しませんでした。

こういう年は珍しいです。

解説:「悲劇のヒロイン」とは、行につきものである「もめ事」があると

「かわいそうな私」全開になるタイプのことです。

特徴は・・・

・すぐ涙が出てくる

・びっくりするようなことをドラマにしてしまう
・泣いてトイレにこもる

・泣いてうずくまる

・まわりに人がいると「押し殺したかのような声で」泣く

・「私のせいよ…すべて私が悪いんだわ」といいながら

「そんなことないよ!」と言われるのをひたすら待つ

・自分はこんなに一生懸命なのに!と言うが

結果的にまわりにとっての時間のロスになっている

などなど

例えば合唱コンの練習だと

男子の声が小さいとか男子がふざけている!とか
女子の声が小さいとか女子のリーダーが分裂したとか!!

そういうモメ事がわんさか出てくるのですが

そこで、話し合いで解決する前に、上記のような

悲劇のヒロイン的な言動をする子が出てきます。

そして、号泣して、トイレにこもって、それを誰かが追いかけて

連れ戻し、もうひとモメした後・・・

「うん!あたし…がんばる!みんなごめんね(泣)」

と夕日に向かって誓い合う!

そんなドラマが繰り広げられます。

悲劇のヒロインは場を盛り上げますが

こういうタイプを分析すると

「被害者意識が強い」ということです。

私は誰かに傷つけられたのよ、かわいそうなのよ

という気持ちになるのは

「自分は被害者」「○○は加害者」
(○○の中には、人や事や環境などが入ります)

という図式が存在しているからで

自分がこうなったのは○○のせい!という

心のクセを持っています。

こういう心のクセを持っていると

(○○のせい)なので、

自分と向き合おうとか自分を変えようといった

成長への意欲が無くなってしまいます。

子どもたちがこういうクセを持っているとしたら

それを手放すように支援したいものですよね。

どうすればいいか?

「かわいそうな私」を創り出している子に対して

「かわいそうに・・・」と思わないことです。

こちらが「かわいそうに・・・」と思うと

その子は「かわいそう」になってしまいます。

「この子なら、ひとりで立ち上がれる」「できる」

と信頼して、その子の力を信じている!というメッセージを送りましょう。

本人は自分を信頼できていない状態なのです。

また、
小さなことであっても、「できた」体験を積むことも大切です。
その時はぜひ
「自分の力でできたね!」と認めましょう。

悲劇のヒロインを作り出さないために。

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Anastasia

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7,000人以上の生徒・保護者と熱く生きたもと中学校教諭。 今まで思いえがいたことは100%現実化している。 プロフィールはこちら
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