師走に入りましたねー
子どもたちにとっては一番長い学期である
二学期の終わりが近づいてきました。
そして!
待ちに待った!!
(人によっては待っていない!笑)通信簿を受け取る日が
近づいてまいりました。
そこで、もと中学校教師として
通信簿を受け取る上で、大切なことをお伝えしたいと思います。
三者懇談会をしていて
通信簿を渡すと、99%以上の保護者は、真っ先に「評定」をご覧になります。
そして、おっしゃる言葉はだいたい同じ
「あ~これ下がってるね~~(@_@;)」
「あっ!これ上がってる!!」
この反応もいろいろで、親子の関係がどんな感じなのかが
そのやり取りを見ているとわかってしまうのです。
子どもより先に通信簿をさっと取ってじーっくりご覧になるお母さん
・・・先に子どもに見せてあげて下さい。
通信簿の評定が「あまりにもひどい!!」と逆上して
子どもの頭をいきなりげんこつで殴るお母さん
・・・その生徒には「次回はヘルメットをかぶっておいで」とアドバイスしました
(冗談じゃないよ~もう~!ってその子に怒られましたが)
その場ではにこにこしていたのに、帰りの車の中で怒鳴るお母さん
・・・子どもに「裏表」を教えてることになりますヨ・・・
「こんな悪い通信簿いらんわ!!」とゴミ箱に捨てて帰ったお母さん
・・・冗談だったらしいですが、子どもは傷ついてますよ
などなど、反応はいろいろですが
私の願いとしては
「できなかったことより、できたことを見てほしい」ということです。
(それじゃぁ子どもは反省しないです・・・という声が聞こえてきそうだけど)
そして
できたことを褒める・・・のではなく、
子どもが喜んでいる様子だったなら、一緒に喜んで上げて下さい。
じゃ、
できなかったこと、下がった評定に関しては???
これは、子どもは自分でよーーーーくわかっているのです。
なので、お母さんが先に
「あらっ!下がってるじゃない!努力が足りなかったんじゃないの!?」
なんて言わないでほしいなぁ~~
何か言いたいのはぐっと我慢して、子どもの様子を観察して下さい。
親子の信頼関係が築けていたら自然に子どもは「感想」を述べると思います。
「悔しい」とか「がんばったのになー」とか「予想外!」とか・・・
子どもがそう言ったら「そうなのね」「そっかそっか」と共感して、
「なんでそう思った?」と聞いてみて下さい。
「時間をかけたんだけど、苦手な単元を深く勉強しなかった」
「実はこの教科嫌いだからさぼってた」
とか言うと思います。
そう言ったらそれを反復します。
「苦手な単元を深く勉強しなかったことを後悔してるのね」
「嫌いな教科だからさぼったのね」
・・・・これは何をしているかと言うと
子どもの心の中の思考や感情を言語化することで
外に出す手伝いをしています。
そうすると、子どもは心の整理ができて
自分の思いに気づくことができます。
そして
「次はこうしよう」と思えるようになるのです。
一方的にガミガミ怒ると、思春期の子どもはヘソを曲げたり
投げやりになったり、自分を責めてしまいます。
子どもたちは「自分で気づきたい」のです。
自分のことは自分がいちばんよくわかっているのです。
それを忘れずに接してみて下さいね。
Anastasia
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