新しくクラスを担任すると毎学期やるのが
「友達の良いところ・好きなところ発見」!
これは、クラスの全員に対して
「○○くん○○さんの良いところ・好きなところ」を互いに見つけ合う
というものです。
1分間という短い時間の中で
直感で感じた「〇〇くん○○さんの良いところ・好きなところ」を
紙に書いていきます。
私は前に座っていて、ストップウォッチを片手に
「よーい、はじめ!」「はい!終わり!」と言うだけなのですが
子どもたちはめっちゃくちゃ集中して書いています。
もちろん、事前指導は必要で、
★良いことだけを書く
★好きなところを書く
★相手が読むことを考えて相手に伝わりやすいように書く
★誰も気づいていない相手の良さについて書ければさらに良いね!
★自分だけが発見した相手の良さを追究してみよう!
など、例を出しながら説明しています。
中には「ええ~っ 相手が女子だと 思い浮かばないよ!」
という子もいますが、(半分照れくさいものある 笑)
「いや、その子をしっかり見ていてごらん。字がきれいとか
「落ち着いているとか、笑顔がすてきとか、見つかるよきっと」
とヒントを与えます。
それでも書けない子のために「反転」する方法を教えます。
▲暗い➔◎落ち着きがある
▲うるさい➔◎元気いっぱい
▲おねえっぽい➔物腰が柔らかい
など、冗談を交えながら・・・
でも「見方を変えること」を伝えていきます。
この事前学習を終えてから、「友達の良いところ・好きなところ発見」
を行います。
これをやってる学級活動の時間は・・・
しーーーーーんと静まりかえっています。
どんなやんちゃな子でもシラケた子でも必死で書いています。
何故かというと
◆時間が区切られていて「はい!次!はい!次!」というテンポに乗って
どんどん紙が回ってくるので書かざるを得ないということ
◆自分のことをみんなが書いてくれている!
どんなことが書かれているのだろうか??という高揚感が
どんどん高まっていく
からですね!
そして全員の分を書き終わったら一旦集めて
私がチェックします。
(万が一誹謗中傷があった場合は絶対に本人に渡せませんから)
➔今までに一度も誹謗中傷を書いた子は皆無でした(*^_^*)
そして・・・
次の日にみんなに配ります
その時の子どもたちの嬉しそうな顔ったら・・・!!!
担任にとって 至福の時ですラブラブラブラブラブラブ
(ああ・・・思い出すだけでじんわりと心が熱くなります)
これってすごいパワーなんですよ!
自分の知らない自分の長所を誰かが見つけてくれる
自分では嫌いだと思っていた性格を誰かが好きでいてくれる
ということは子どもたちにとって
「今日は新しい自分が生まれた記念日!!」
と言えるくらいの衝撃的な瞬間なのです!!
これを「こんなのお世辞でしょ?」っていう子はいないです。
何故だと思いますか?
友達の書いてくれた自分の長所って
本当は自分でもうすうす気づいているんですよ。
また、本当はもともと持っていたのだけど、
何かの経験で抑え込んでいたものであったりもします。
これらに気づいた時、
次の瞬間から子どもたちがぱーーっと変化します。
クラスという集団がぱーーーっと変化します。
その空気が、雰囲気が肌で感じられるのです!
「友達の良いところ・好きなところ発見」
この紙を部屋の机の前に貼っている・・・・
ということを家庭訪問で、お母さんが話してくれることもあります。
辛い時、友達とケンカした時に、この紙を見ると
何だかチカラがわいてくるのですって。
長所のチカラ
すごくパワフルです!!
それは自分では発見できないかもしれません。
自分の姿は見えないからです。
それならば「鏡」を見ましょう。
他人(ひと)という鏡が教えてくれますよ!
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こういうプログラムは大人こそが必要ですね。
今、これの大人ヴァージョンを考えています♡
近日中にお披露目します!!
お楽しみに・・・ドキドキ
Anastasia
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