秋ですね~~
文化の秋、スポーツの秋
学校では体育祭に文化祭、校外学習、学習発表会など
行事の秋でもあります。
これらは「集団でひとつのことを楽しむ」
「集団で協力して成し遂げる」
そんな目的のもとに行われることが多いのですが
私が担任していた子たちの中にも
集団が苦手・・・・
集団にいづらい・・・
という子たちがいました。
こういう子たちの中には2つのタイプがあって
①自立的であるけどひとりが好きなタイプ
②保護者の方が、すべてにおいて
子どもの言いなりで、
内弁慶なのに集団の中に入ると
おとなしくなるタイプ
があります。
大人は、こういう子たちがどちらのタイプなのか?
しっかりと見極めることが大切です。
どちらのタイプかによって言葉がけや教育の指針が変わってきますのでね。
(*^_^*)
①の場合は
家でいる時も学校でもひとり静かに本を読んでいたり
集団でワイワイ騒ぐよりも少人数のグループで
和気あいあいと過ごすのが好きです。
②の場合は
クラスではおとなしいけど
家でいる時は家族に(特におばあちゃんに・・・が多かったな)
乱暴な言葉を使ったり、下の子をいじめたり
教師の見えないところでこそっと悪いことをしてみたり・・・
食べ物の好き嫌いが異常に多いなどの傾向があります。
①のタイプには、
◆ひとりの時間をちゃんと確保する
◆クラス分けやグループ分けの時には
心を許せる友達と一緒になるように配慮する
◆個性を認めて、その子が自分のことを好きでいられるような
言葉がけをしていく
という支援が必要です。
しかし、②のタイプに対しては
私はけっこう厳しい働きかけをします。
こういうタイプの場合
家庭訪問に行くと、お母さんの悩み相談のようになります。
・「朝、自分で起きられないのに、
起こさなかったら私(お母さん)に当たって暴言をはく」
・「おばあちゃんの言うことを無視したり暴言をはく」
・「時間の管理ができない・整理整頓ができない」
など、延々と悩みを聞きますが、最後には必ずこの一言!
私の言うことは聞かないので、
先生から言ってもらえませんか?
・・・・・そうです
お母さん「も」依存的!
お母さん自身が育児する中で自分の軸が無かったのです。
自分の軸・家庭の軸・・・
なので、それをお母さんに指摘します(^_^;)
・・・・と言っても
こういうタイプのお母さんは、なかなか変われないので
子どもを学校で、支援します!!
こういう子たちにとって、学校は
「自分の価値観が変わるチャンスの場」
なので、今までの超ダラダラな生活を見直して
・自分のやりたいことをやるために時間を大事にすること
・他人にばかり向けていた意識のベクトルを自分に向けて
自分について考えてみること
・自分の良さに気づくこと
・自分の役割に気づくこと
・みんなが暮らしている場(=社会)が居心地良くなるために
自分のできることを考えること
・食べ物が体をつくっていること
などなどについて、個人的に教育していきます。
もちろん、最初はすごく反発しますよーー
喧嘩になることもありますね(笑)
その子の潜在意識が抵抗して
「自分を変えたくない!」と反発しているのがわかっているので
「行動」を返ることでその子が自分の価値に気づけるように誘導します。
そうやっているうちに
不思議なんですが
その子はクラスの中で見違えるように変わっていきます!
「くそ!!むかつく!!」って言ってた子が
「先生に担任してもらって本当に良かった」
って日記に書くようになります。
こういうの一番嬉しい~もうかわゆいかわゆい(笑)
秋は行事がいっぱいですが
変化することへの恐れを捨てて
チャレンジしてみませんか?
Anastasia
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