親にどんなことをされても子どもは「自分が悪い」と思っている

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【中学3年生を担任していた時のブログです】

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進路相談が本格的になってきた初秋・・・

遊びまくっていたウチのクラスの生徒も本気モード!!!

もともと「勉強する」ってことが生活の中に無かった人達なので

そのストレスは大変なものらしく(+o+)

この間、帰りのホームルームに行くと

男子がトイレットペーパーを顔と身体に巻いて

「ミイラごっこ」汗

教室中にトイレットペーパーがデコレーションに使われていて

クリスマスパーティのよう(?)

ぐっちゃぐちゃのペーパーはそこらじゅうに散乱してるっむかっ

「ごっるぁ~~~~~~っ!!!!!」

「早く拾いなさいっ!!」

「全部片付けるまで帰ったらダメっ!!!!」 ヽ(*`Д´)ノ

そこに用務員さんが

「ゆか先生っ!先生のクラスの生徒がトイレから

大量のペーパーを持ちだしてトイレにペーパーが無くなってる!

ちゃんと指導してもらわないと困りますっ!!」

って「むかっ」のついた顔でやってくる。

なんてことがある★

こんな無邪気で子供っぽい彼らだけど。

最近多いのが「自分の親との関係」の悩み。

放任・虐待・ネグレクト・両親の不仲…

その上に「進路」と言う彼らにとって初めての

「人生の壁」が立ちはだかり、

現実逃避したり、鬱状態になったりしてしまう。

ぱっと見た感じでは普通に過ごしている子も

実は深刻な悩みを抱えていたりする。

それがある日爆発する。15歳の胸には抱えきれない悩みの嵐

突然大泣きして立ち上がれない子

過呼吸になるほどの精神状態の子

家に居場所が無く 暴力・暴言の中で耐え、限界が来て家出する子

キリが無いけど

そんな彼らの話を聞いて、

ぎゅっと抱きしめることが精一杯の私。

彼らは最初は親を憎んでるように見えるけど

実は自分を責めている。

「迷惑をかけないように」

「僕がもっとこうだったら」って。

抱きしめながら ・・・

「充分がんばってるよ そんなに自分を責めたらダメ」

何度も伝えるのだけど…

本当にこんなことが毎日ほどある

自分にできることはこうやって寄り添うことだけなのかな…

お風呂の中で手を合わせて

「○○くんが今笑っていますよーに」と祈ることが

習慣になってる今日このごろ…☆

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以上は中3を担任した時に書いたものです。

子どもたちの話を聴いていると

「反抗期」と名付けられている子ども達ですが

心の中ではすごく親を愛している。

ということがわかります。

大好きなお父さん、お母さんを喜ばせたい。

期待に応えたい。

自慢の子どもになりたい。

可愛がられたい。

と切に思っています。

でも、表面上はふてぶてしい態度を取り

「うるさいな!」と言ってしまう。

親は

そんな子どもたちを大きく包みたいものですね。

そして、進路選択の時期には

子どもを信頼して

子どもが安心して自分に向き合えるように

支援したいものですね。

学校カウンセリングで「信頼して」という言葉を使うと

信頼する=放置する

と勘違いする親さんがおられますが

放置する、無視することと

信頼して見守ることは

全然違います。

自分が「子どもを信頼している」のかどうか?

わからなかったら

自分の「言葉」を観察してみましょう。

例えば

「ちゃんと勉強したの?」「次のテストは大丈夫なの??」

・・・・信頼していませんね。

テストが近づいているのに、全然勉強している様子が見られなかったら

なぜ、やる気にならないのか?を聴いてあげて下さい。

進路に関しての不安が大きいのかもしれません

友達のことで悩んでいて勉強が手に付かないのかもしれません

目標がはっきりしていないからモチベーションが下がっているのかもしれません。

行動には必ず 理由 があります。

お母さんは、行動だけでなく

その奥の感情や思考に気づければいいですね(*^_^*)

私でよければお話を聴きますよ。(もちろん無料です)

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Anastasia

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7,000人以上の生徒・保護者と熱く生きたもと中学校教諭。 今まで思いえがいたことは100%現実化している。 プロフィールはこちら
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