私の得意なこと
それは
「人の長所を発見すること」
これは自分でも自覚しているのですが
担任した生徒や保護者の方から言われることが
すごく多いです。
特に
「私はこうだと思っていたけど、実はそうなの!?」というような
本人が気づいていない長所を見つけるのが大好きで得意!
ある中学校で、
小学校の頃から問題ばっかり起こしている子を担任しました。
観察していると、
誰に対しても「批判的」で「マイナス面ばかりを指摘する」のです。
うっわ~~こんなに人の欠点が目につくなんて、ある意味すごい!!
と思ったほどです。あせる
でも、それをその子に言われて、
気分良くなる友達は誰もいませんよね。
なので、みんなに嫌われていたし、
教師からも「扱いにくい」と言われていました。
でも
さらによーくよーく観察してみると
その子は
◆物事の分析力がすごい
◆料理が大好きで上手
◆細かい作業が得意で美しく仕上げる
◆一度こだわったら最後までやり通す
などの長所があるじゃありませんか!!
私は
「長所を見る」というメガネをかけることにしました。
まぁ、相変わらずその子は私に対しても
「今日のその服、ダサい!!」
「板書のあの字の書き順が違ってた!!」
など、批判するのが大好きだったのですが(笑)
「長所を見る」メガネで見ると
その子の批判は
物事・人をすごくよく見ているということ
人の話をしっかりと聴いているということ
によって生み出されていることに気づきました。
うーーむ、すごい!!と私はうなりました。
そして家庭訪問でその子のお母さんに
「いや~~○○○くんの観察力、分析力は大人顔負けですよ」
「こちらの話をしっかり正確に聴いているので、
他の子が忘れていることを指摘してあげたり
他の子が気づかない盲点に気づいて質問したりするんです。
すごくクラスに貢献してくれていて、嬉しいです」
「そんな○○○くんが大好きでーす」
と伝えたら・・・
お母さんの目から涙が・・・・・・!
お母さんは
「うちの○○○は、今まで先生と名のつく人から
褒められたことがなかったんです」
「○○○を好きだと言ってくれて、ありがとうございます!」
と、言って
家庭訪問の度に
「○○○くんはこんなに悪い」というメッセージを受け取って来た。
というお話しをしてくれたのです。
そして、最後にびっくりしたのは
「○○○も、先生のことが好きだって言ってました」
・・・・
ええーーーーっ!!??
あの○○○が???
「先生の服ダッサーイ!!」
「授業が脱線しすぎ!!」
「赤ペンが濃すぎてノートの裏にうつるから濃いのやめて!!」
「今日の化粧は、眉毛が薄くてマロみたい!!」
と批判ばっかりしてくる、あの○○○が!?
こりゃ、お母さんのお世辞かも??
と思っていたのですが
それが本音だったということは卒業式にもらった手紙でわかりました。
人は、
自分の長所や魅力に気づけないものですね。
他人から言われた
「あなたってこうね!」という
自分にとってはありがたくないイメージを取り入れてしまい
他人と比べて自分はこうだ・・・という「比較」によって
自分を自分で限定していませんか??
そんな自分を違うメガネで見てみることで
驚くほど世界の見え方が変わってきます。
見え方が変わると現実も変わります。
現実が変わると人生が変わるのです!!
そして、それは
「他人(ひと)」に発見してもらうことで
どーーんと広がります!!
自分のことは本当に見えないのですから。
Anastasia
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