パトカー2台が常駐しているような
元気のいい学校=「荒れてる」学校と言われますが(笑)に勤務していたころ・・・
その日はPTAの授業参観
外は雪が降っていて、どんどん積もってきていた。
私の授業の途中に堂々と足でドアを開けて入ってきた
やんちゃな二人組・・・・・・・・・
教室の後ろには保護者のお母さま方がおられるというのに
教室を走り回り、あろうことかベランダにつもっている雪で雪玉を作り始めた。
ここで私はその二人に注意したけど、言うこと聞くわけない!
どんどん暴れ出して、教室に雪玉を持ちこんで雪合戦を始めるではないの!!
ここで私のフォース(エネルギー)のスイッチが入った・・・・・・
大声でどなりながら、その二人に雪玉を投げつけた!
すると、その二人もカーーッっとなって思い切り雪玉を当ててくる
黒板に当たり、他の生徒にも当たり、教室は騒然!!
でも私はやめなかった。
フツー後ろに保護者がいる授業参観でそんなことやるか??
と思うだろうけど、フォースのスイッチが入ると自分でもとまらない(@_@;)
こんなことして、保護者が学校長に苦情を言うかもしれないし
後で責められるかもしれない・・・・・・でも私はやってしまう。
と・・・・・・・・その時
教室の後方から
「先生!!がんばれーーーーっ!!」
という声が聞こえた!
なんとお母さん方の声だった!!
その最初の声を皮きりに次々にお母さん方の声援が飛んできた
「がんばれーーっ!!」「当ててやれーーっ!!」
こんな学校、ありまっか???(笑)
私はますますパワーをもらって
どりゃ~~~~~っ!!!!!
と、思い切り投げ、それはひとりのやんちゃ君に当たった。
その子はますますヒートアップし、その勢いで思い切り雪を投げてきた・・・・
すると
その勢いでその子はツルッと滑って転び
ごん!と頭を打ってしまったのだ・・・・・・
すごく痛かったのと、恥ずかしいので、その子たちは走り去っていった。
そして私は我に返って
「やばい・・・・こんなことしてしまって・・・どうしよう~!」と思った。
すると、お母さんたちが近づいてきて
「先生、ダメなことをダメだって、
とことん言ってくれてありがとう」
「子どもたちに真剣に向き合ってくれてありがとう」
「最近、本気で叱ってくれる先生、いなくなったよね」
と言ってくれたんだーーーーーーーーーーーーー。
すごくすごく嬉しかったし、そのお母さん方とはずっとつながってる。
そして、雪合戦をしたやんちゃ君たちも、
2年後、卒業式では泣きながら卒業していったよ。
本気になった時に自分のスイッチが入る!
人が変わったようだけど、
それが本当の自分なんだ。
そしてそれは、その場にいる人を
納得させ、巻きこむことができる!
そのスイッチは「声」だ!!!

Anastasia

最新記事 by Anastasia (全て見る)
- 子どもの話を聞きすぎない - 2025年2月23日
- 尿管結石の手術を受けました - 2025年2月16日
- 娘の変化「勉強しすぎじゃない?」 - 2024年8月20日
コメント