テスト週間ですね(何のために勉強するのか?)

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期末テスト週間に入っていますね。

うちの息子達もテスト勉強に励んでいますよ~音譜

私は息子達が学齢期に入ってから

「勉強しなさい」と言ったことがありません。

いつも自分たちで黙々と勉強しているので

「早く寝なよ~」と言うくらいです。

中学校の教員として保護者と面談していて

この時期イチバンよく質問されるのは

「うちの子、全然勉強しようとしません!」

「勉強しろと言いたくないのでガマンしていますが

テスト期間でも遊びにいくのでガマンできず怒ってしまいます」

「勉強しているかと思い、部屋をのぞいたら

いつ見ても寝ています」←(この相談すごーく多いです)

ある時の三者懇談会では

8人連続、この手の相談だった!ということもありました。(^▽^;)

我が子が勉強しない

って深刻なんですよね。

・・・というと他人事みたいですが

ここで質問してみます。

◆勉強ってしなくちゃいけないですか???

そして

◆なぜ勉強しなくてはいけないのですか???

これに大人が答えられないようだと

「勉強しなさい!」とは言えないですよね。

これらをまず、お母さんお父さんが考えてみてほしいのです。

ちなみに、この質問を生徒たちにしてみたことがあるのです。

そしたら

・・・どう答えたと思いますか?

私が質問したのは後者の

◆なぜ勉強しなくてはいけないのですか???

だったのですが、その答えは子どもによって違いました。

・成績が上位じゃないと良い仕事に就けないから

・良い点数を取らないと良い学校に行けないから

・勉強しないと親に怒られるから

・勉強ができないといじめられるから

・みんながしてるから

・勉強しないと高校に行けないし中卒では食べていけないから」

・友達に負けたくないから

・良い点を取ると「やった!」と思えるから

という答えが返ってきました。

もうお気づきだと思いますが、ほとんどの答えが

「親の考え方のコピー」だということです。

※中には親の考え方ではなく祖父母の考え方だという子もいました

親は子に、小さい頃からこうやって洗脳してきたのですねー

上記の、子どもたちの答えはほとんどが

「自分主体」ではありません。

自ら「こうなりたい」「こう在りたい」という意志が無い状態です。

下の2つは、まだ主体的ですが、

他者と比べての自分ではなく自分の中にある感覚を大切にしてほしいな

というのと、

「良い点を取るから」やった!と思えるのか?というふうに

もう一歩踏み込んで考えてみると

「がんばって工夫して納得のいく点数を取ったから」

➔「やった!」と思えた

のではないでしょうか??

◆なぜ勉強しなくてはいけないのですか???

この答えをまず、親である私たちが考えてみることで

自分が思いこんでいる観念に気づくことができます。

「成績が上位じゃないと、良い仕事に就けない」

こんなふうに思いこんでいるのは誰でしょう?

私たち大人なのではないですか?

そんな観念に気づいたら、ぜひそれに疑問をもって欲しいのです。

「成績が上位じゃないと、本当に良い仕事に就けないのだろうか?」

「良い仕事って何??」

という具合に、じっくりと考えてみましょう。

本当にじっくり考えてみると

◎成績が上位でなくても豊かな人生をおくっている人は山ほどいる。

◎「良い仕事」=本人が好きな仕事・本人が選んだ仕事

とも言えます。

これはほんの一例ですが、

自分が思いこんでいることって

実は真実ではなく「誰かの意見」に過ぎなかったりします。

私たち親は誰かの意見に左右されて、

それで子どもを洗脳するのではなく

子どもが自分の人生を生きられるようにサポートする

これができれば最高なのではないでしょうか???

今日は期末の三者懇談をしていた時に

すごく気になっていたことをお話しました。

そうは思えない!世間はそんなきれい事では通用しない!

と思ってるあなた。

世間の意見で子どもをがんじがらめにして

本来の自分でいられなくしていることに気づいてほしいです。

誰かの意見で自分の人生を決めてしまった子どもは

どんな時も自分の選択を信頼できなくなります。

結果、本来もっている素晴らしいアンテナを失います。

そんな子どもたちをいっぱい見てきました。

大人になった今も自分に自信がないと言います。

子どもに「勉強しなさい」と言う前に

勉強する意味を語れる大人に

子どもの意志を尊重できる大人に

子どもが自分の人生を生きることを見守れる大人に

なってほしい・・・と願っています。

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Anastasia

7,000人以上の生徒・保護者と熱く生きたもと中学校教諭。 今まで思いえがいたことは100%現実化している。 プロフィールはこちら
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この記事を書いた人

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