今日はボイトレの記事です。
「歌が上手な人」の条件のひとつに
「高音が安定していてよくひびき、ボリュームが大きい」というのがあります。
高くない音程のところを普通に歌えるところまではヒトカラでもできるのですが
この「高音が安定していてよくひびき、ボリュームが大きい」
というレベルに達しようと思ったら
ただ何度も練習しているだけでは難しいです。
そこで、ボイトレにいくと、先生からよく言われるのが
「のどの力を抜く」
「のどを開ける」
ということなのですが、これがなかなか難しい!!
のどの力を抜こうとすればするほど音程が悪くなったり
間の抜けた声になったり声が裏返ったりしますよね。
「のどの力を抜く」
これがすんなりできれば苦労しませんよね~!
特に高音を出す時は、ついついのどに力が入ってしまいませんか?
のどに余分な力が入るとどうなっちゃうのかと言うと・・・・
・ボリュームが出なくなる(響きに広がりがなくなる)
・音色的に美しくない(鳥が首を絞められたような)
・音程が悪くなる
・のどに負担がかかる
という具合になり、
聞いている側からしても、
高音がひびいていない=あまり上手ではない という印象を受けます。
高音がよくひびいて音が伸びると
歌っていても気持ちいいし、聞いている方も感動しますよね!
では、のどに力を入れずに高音をひびかせるにはどうすればいい?
これは私が歌う時に自然にやっていたり、レッスンする時に教えている方法なのですが
高音を出す時には、のどを使わず・・・・・
「肚(はら)」を使います。
肚(はら)はおへその下3㎝~5㎝のところにあるエネルギーセンターなのですが、エネルギーセンターと言ってもピンとこないと思うので
ただ、おへそから3㎝~5㎝下のポイントを意識してみて下さい。
そして、高音を出す時に意識をぐーーっと下げて、そのポイントで音程をとるのです。
「支える」という感覚です。
高音を伸ばしている時に肚(はら)に圧をかけて、そのポイントに意識を保ちます。
最初はついついそこから意識が離れてしまい、
のどでキーーってがんばってしまいがち!
でも、そのがんばって力を入れるポイントをのどから肚に変えてみて下さい。
そして、歌っている音が移動するのに合わせて肚(はら)で支えていきます。
音がかなり高くなっても、この「支える」感覚を体得していれば、
のどに負担はかからないし、音はグラつかないし、音は伸びるし、ひびくし!!
非常~~に気持ちいいです!
そして、聞いている人からも感嘆の声があがることでしょう!
今までは高音が出なくて、のどを締めつけて歌っていたため
ブリッコみたいな声や首絞められた鶏みたいな声だったあなたが……
一躍 「すごく歌のうまい人」の地位を獲得することになります。
いろいろ役立つ「肚」
ちなみに、この「肚(はら)で支える」発声は、様々なシーンに使えます。
ビジネスでプレゼンする時
誰かに言うことを聞かせたい時
愛の告白をする時
思わず相手があなたのペースにはまってしまうのです。
これは体得しない手はありません!
ぜひ、使ってみて下さいね。
Anastasia
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