メール講座やワークショップ、セミナーで
ご質問をいただくことが増えてきたので、こちらでも回答しようと思います。
ご質問:自分を許す方法を教えて下さい
この方は「つい自分を責めてしまう」という方です。
私から見たら、
とても愛らしいし魅力的ですが、いつも自分に満足できないとのこと。
私が思う回答
まず、自分を責めるということをよく見ていくと
なぜ責めるのか?⇒悪いことをしたから
になりますよね。何か悪いこと、良くないことをした(と思っているから)
自分を責めることになります。
で、あなたは何か悪いことをしたのでしょうか?
良くない行いをしたのでしょうか?
例えば、決勝進出をかけたスポーツの試合が、自分のミスで負けてしまったという時
(最近、スポーツ系の読者さんが多いのでこのネタにしてみました)
それって悪いことですか?良くないことですか?
ここで
「あたりまえです!良くないことじゃないですか!みんなに迷惑をかけてしまったんですよ!」という方もいらっしゃると思います。
こう思うことは自由なのですが、こうやって自分を責める人は相手も責めます。
ミスをしたのがあなたではなく、チームメイトだったら?
表面では「仕方ない」と思っていても、
「〇〇のせいで負けた」という気持ちが心の奥底にあるかもしれませんね。
なぜ、こういうことが起きるのでしょう?
こういうことがクセになるのでしょう?
それは、物事に対する「良い」「悪い」の判断が心の中で行われているからです。
自分や人を責める時は、この「良い」「悪い」が基準になっているものです。
この例でそれを分析してみましょう。
まず、
自分がミスをした=悪い と紙に書きます。
ここで注意ですが、これをやる時は「事実」のみを書きましょう。
例えば ミスをしてチームに迷惑をかけた…というのは、「迷惑をかけた」というのは事実ではないので、書きません。
自分がミスをした=悪い
という方程式が自分の中にあるということを認め、なんで悪いのか?を書いていきます。
【方程式】
自分がミスをした=悪い
【この方程式が成り立つ理由】
・ミスをしたらみんなの士気が下がる
・自分のミスでみんなの努力が水の泡になった
・ミスをしなければ勝てたので、優勝できなかったのはミスのせい
・もっと練習していれば避けられたのに、練習が足りなかったからだ
まだいろいろ出てくるかもしれませんが
感情的にならずに「他人事」みたいに淡々と書き出してみて下さい。
次に、方程式を変えます
自分がミスをした=良い
責めグセのある人は「良い」??んなわけないだろ~~!!
という思いがわいてくるかもしれませんが、
言いましたよね?これは「他人事」です!!ww
自分がミスをした=良い
さて、この方程式が成り立つ理由を考えましょう。
テストと同じですYo!!
【方程式】
自分がミスをした=良い
【この方程式が成り立つ理由】
・自分やチームの弱点がわかった
・練習メニューの改善点が見つかった
・ミスをした自分に「ドンマイ!」と言ってくれたチームメイトの友情を感じられた
・闘志がさらにわいて、明日からの練習のモチベーションが高まった
・技術面だけではなくメンタルを整えることの重要性を強く感じられた
・自分がミスすることで、チームメイトのミスが気にならなくなった
うーーん、いっぱい出てきますね。
責めグセのある人はこういうのが苦手かもしれませんが
だからこそ書き出してみてほしいです。
こうやって書き出していくと、不思議に思考がニュートラルになっていきませんか?
※ニュートラル 中立、中間の意味
特に責めグセのある人は
=「良い」という方の方程式の理由を何度も書いて、読んでみて下さい。
物事を「良い」「悪い」と決めていたのは
自分が取り入れた方程式にしたがっているからです。
本当は方程式なんて無くて、現実はすべてニュートラル(中立・中間)、
「ただ在る」だけなので、それに気づくためのワークです。
こんなワークめんどくさっ!!
(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻
って思っているうちは、そんなに悩んでいないのでしょう。
気持ちが沈んだり、落ち込んでいる時は何かを「する」ことで楽になります。
悩んだり、落ち込んでいる時間をこのワークに使ってみて下さいね!
ちゃんとやっていれば
次に同じ現象・現実がやってきた時に
少しずつ思考が変化していることに気づけると思います。
自分を許す…という言葉自体に
なんとなく「罪を犯した」みたいなニュアンスを感じる人は特に
ついでにその言葉も書き替えて
「自分にOK~♪」くらいのノリでいいんじゃないでしょうか?
そうなると、人生をもっと楽しむことができるようになりますよ~!
ハートを燃やして生きよう!!
むかい ゆか
Anastasia
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